その一人とは、中年↑の奥様?おばさん?で、彼女は”掌蹠膿疱症”で受診したとのことでした。
症状のほうも見た目でわかるくらい手のひらが赤くなっていました。
実際の処方内容は、恒例のミノマイだったんですが、それとは別に、サプリとしてビオチンをとっているとのことでした。
ビオチンで掌蹠膿疱症が直ったといえば、奈美悦子の話が有名ですが、実際にその作用機序を知っている人はほとんどいません(薬剤師であっても)。
僕のビオチンに対しての知識は、卵白アビジンと結合することや、カルボキシラーゼの補酵素として、マロニルCoAとオキサロ酢酸ルートへの進行を促進させることくらいなので、正直にビオチンの作用はまだ調べている途中ですと言いました。
彼女が持ちかけてきた質問内容2つ、
「ビオチンは乳酸菌を取りすぎると効果を失うのか?」
「ビオチンは元をたどればタンパク質?」と、
「ビオチンの免疫系に与えるメカニズム」を今後調べていくことにします。
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